10年後のあなたに伝えたいことは?ー「株式会社タイムカプセル社」を読んで

夫婦

喜多川泰さんの著書「 株式会社タイムカプセル社」を読みました。

今回のブログの形式は、本書を自分が考えた区分で分類・要約をして、その分類ごとに個人的な「体験」や「経験」を書かせていただきました。

特に自分の中では、10年後の手紙を書くことは個人的にやってみたいと思いました。

いつもたくさんの学びを与えてくれる喜多川さんの本です。

少しでも気に入りましたら、ぜひ読んでいただくことをお勧めいたします。

Bitly

<救世主と奴隷>

俺を救ってほしい、俺を何とかしてほしい…と思って生きている人にとって会社は、自らを奴隷にする場にしかならない。

会社を救ってあげたい、会社を何とかしたい…と思って生きている人は、会社の救世主。

「俺は会社の奴隷だ」と言う人は、自分から奴隷になりに会社に行っている。

自分の人生を救ってもらうために会社に行っている。

しかしそれは会社にとってはお荷物。

もし一緒に働くなら、自分のことを「奴隷だ」と思っている人より、「救世主」とも思っている人と一緒にいたいですね。

「救世主」と考えると少しハードルが高いかもしれませんが、救世主の「サポーター」と考えるといかがだったでしょうか。

自分は現在経理の仕事をしております。会社の救世主のような、売上を取ってきたり、物を作ったりはできません。

しかしそんな会社の救世主のような人を陰で支える「サポーター」と思うと、違った役割も持て、自信につながりました。

家庭でも同じで、3か月の次女にミルクをあげたり、あやしたりするのは、妻に比べたら自分はうまく出来ていないことが多いです。

しかし家庭での救世主である妻を支える「サポーター」という役割を意識すると、

洗い物をやったり、洗濯をしたり、料理を作ったり、長女を連れて犬と公園で散歩に行くなど、できることはたくさん見つかります。

会社でも家庭でも、自分の居場所は自分で作る

救世主でもサポーターでも、できることを自分で見つけて貢献できる方法は必ずあると感じました。

<今を生きる>

朝起きると息をしている。生きている

生きていることは、きっと僕にはまだ役割があるはずだって言い聞かせている。

それが何かは分からないけど、命を燃やしながら、世の中に新しいものを創ることができる一日がある。

不安を忘れ、恐怖を忘れ、過去と未来を忘れて、今日一日を生き切る。

朝起きることはの有難みを感じること、当たり前ではないことを意識すると生きていることに感謝ができると思いました。

自分を含めて家族も明日が100%くる保証はありません。

それを思い出すと、

妻が目を覚ましてくれる、娘がブログを書いている自分の部屋に「おはよ」と言って入ってきてくれる、うつ伏せ練習中の次女が目が合うとニコニコしてくれる、犬がしっぽを振って喜んでくれる…

今日もみんな元気で生きている。

そんな当たり前の朝に感謝できました。

< 本人に聞かせるべきじゃない言葉を口にしない>

一つのことに集中できずに、色々なことを考えてしまうというのは、脳が健全に働いている証拠。それ自体は何も悪いことじゃない。

でもそれを口に出して言うかどうかは、自分で選ぶことができる

本人に聞かせるべきじゃない言葉は、決して言ってはいけない。

ネットで人の批判をつぶやいている人の中には、本人に直接言おうなんて思っていない人もいる。同じ傍観者同士で感情を共有したいだけ。

人間はみな、本人がその場にいなければその言葉が本人に届くかどうかもあまり考えもせず、つい、頭の中でふと思ったことをそのまま垂れ流しにしてしまう、そういう弱さを持っている。

他人がどうこうじゃない。

自分が 本人に聞かせるべきじゃない言葉を口にしない強さを持たなきゃいけない、ただそれだけのこと。

陰口を叩かれそれをどこからか聞いてしまい、嫌な思いをした経験は、誰しも一度はあると思います。

直接言えばアドバイス、いないところで言ったら悪口に。

会社でも、本人がいない場で悪く言う方もいます。自分の中では、その言葉をもう少しオブラートに包んで、直接本人に言ったらそれはアドバイスになるのではと思いました。聞く方も人の悪口はいい気分にはなりません。

本書でも書いてありましたが、「他人がどうこうではじゃない」ということ、頭で思ったことを、口にしてしまう弱さをみんな持っている。

まずは自分が本人に聞かせるべきでじゃないと思っていることは口にしない強さを持ちたいと思いました。

<批判との向き合い方>

世間からの風当たりが強いと感じた時に、怖くなって、委縮しまって、縮こまって、どこかに隠れたくたくなるのは、人間だから当然。

だけど向かい風が強ければ強いほど、翼を広げれば空に飛びたてる。

だから勇気をもって翼を広げて。怖がることはない。

経験したことがないほど強い向かい風は、今いる場所から一気に飛べって合図だ。

今まで追い風だった。でも追い風では翼があっても空は飛べない。

これはピンチじゃない。絶対にチャンスの風だ。

人はときに批判にさらされる時もあります。

ネットでの炎上をきっかけに、自殺をしてしまう有名人の方もいらっしゃいました。

そんな時、もしこの言葉が届いていたら、その人の命を救えたかもしれないと…

大切な家族が批判にさらされた時、あなたはどのようなことを「言葉」を使って、守ってあげられますか?

<やる気の火>

やる気が起きなくて、どうしたらやる気が出るかなと考える暇があったら、どんな内容でもいいから心に火がついている人の話を聴きに行け。

火は自分で起こすのは時間がかかるが、すでについている火をもらうのは数秒あればできる簡単なこと

苦しみを乗り越えれば乗り越えるほど、優しく、そして強くなれる。

そしてその優しさ、強さは、周りの人の心に火をつける。

自分の心に灯った人生の火を消したくない。もっともっと大きくしたい…

やる気の火をつけるには、直接話を聴きに行くこと大切さを感じました。

下記のブログにも書かせていただきましたが、「田舎で子育てしたいなら自給自足でセミリタイア」という本を読んで大変感動し、8月中旬に本の感想とブログでまとめたことをメールを送りました。

すると著者の三栗さんから返信が来て、オンラインサロンの出演のゲストに呼ばれ8月末に対談をしました。

そして9月の上旬には北海道にお住いの三栗さんに直接会いにいき、たくさんのお話をすることができました。

本を読んでから1か月で著者の方に、対面でお会いでるとはまさか思っていませんでしたが、

直接会って話を聴くことで「やる気の火」が付いたことは間違いありません。

皆様も思い立ったら、すぐに「行動」に移すことをお勧めします。

<言葉を変える>

人はいつも聞いている言葉に影響を受けて「性格」を作っていく。

圧倒的に一番聞いているのは「自分」の声である。

自分の中だけで続けられている会話…そこから聞こえてくる「言葉」を変えれば、性格が、そして人生が変わっていく。

「人はいつも聞いている言葉に影響を受けて「性格」を作っていく」のであれば、

幼少期は特に親の言葉が大切だと感じました。

「なんで言ったことを守れないの!」や「あなたは自分の意見が言えない優柔不断だね」など、そういったネガティブな言葉の積み重ねは、子供の「性格」にネガティブな影響を与えてしまうと感じました。

子供自身が、自分は約束を守れない、優柔不断だと思い込み、本当にそうなってしまうと思います。

そうならないために親が子供に対して、使う言葉は「ポジティブな褒め言葉」を意識するべきですね。

例えば、「困ったことを助けてくれて、本当に気が利いて優しいね」と言えば、困った人を助けてあげる優しい子に育つと思います。

「人は欠けてるところを見つける天才」と言われてますので、悪いところに目がいくのはしょうがないです。

しかしそれを口にするかしないかは、自分の意思で決めることができる

欠けてるところにかける言葉ではなく、出来ていることに目を向けて、相手が笑顔になる言葉を使いたいと思います。

<パートナーの求めるもの>

何不自由なく何の心配もない毎日ではなく、一緒に心配して、一緒に明るい未来を作っていく、そんなパートナーを求めていた。

幸せにしてくれると意気込む相手ではなく、自分の責任で幸せになれるから、それよりも一緒に乗り越えてくれる人を求めていた。

僕一人で背負って家族の心の距離が離れていることより、家族みんなで背負って、みんなの心が寄り添っている、そんな家族を作りたい。

特に男性の方は、仕事を一生懸命頑張って、お金を稼いでパートナーや子供が困らないようにと考えがちだと思います。課長になる、部長になるなど、昇進をしてできるだけ給料がもらえるように。時には深夜までの残業や休日出勤をして家庭の時間を削ってまでも。

しかしパートナーや家族は本当にそれを望んでいるか考えてみることが大切だと思いました。

自分が高校生ぐらいのころ、父から「組織の管理者にならないかと言われてるけど、どう思うか?」と聞かれたことがありました。話を聞くと、仕事はより大変になり、家族との時間も短くなることが分かり、

「忙しくなって、身体悪くなったりするのが心配だから、ならなくてもいいんじゃない?自分は親父が偉くなることはそんなに望んでないよ。健康で長生きしてくれることを望んでいるよ」と伝えたことを覚えております。

家族が求めているのは、仕事をバリバリ働くいて家族との時間を削っている姿ではなく、

家族が一緒にご飯を食べて、一緒に泣いたり笑ったりできる時間を過ごすことを望んでいるのかもしれません。

私の中では、2か月間の育休取得の決意は「家族が本当に求めているもの」を見つけられた結果だと思います。

時々聞いてみることが大事ですね。家族が本当に求めているものがなにか。

<過去の肯定>

一つの命が生まれる可能性は、何千億の1の確率。

過去の自分の選んできた道が一つでも違えば、この子は生まれなかった。

一つ一つの行動や決断の過去のすべてを肯定することができた。

いいことも、悪いことも、自分がしてきたすべての経験に、心から「ありがとう」と思える。

今日までのすべての出来事は、この一人を授かるためにあったと感じる

「あなたが生まれてきてくれたおかげで、幸せな人生になった。すべてあなたのおかげだ。ありがとう」

素晴らしい出来事が人生で起こるたびに、自分の過去を肯定できる

今家族として、加わってくれている二人の娘。

自分の過去の選択が違うものだったら、きっと妻にも、娘にも会えていなかったかもしれない。

大学受験に希望のところに行けなかったこと、就活でもエントリーシートがなかなか通過せずに悩んだこと、

入社時に希望の部署に行けなかったこと、まさかの関西転勤…

思い返せばたくさんの挫折や失敗と思えることを経験してきました。

しかしそんな経験の積み重ねの結果、今こうして妻に出会い、二人の子供に恵まれている。

もし一つでも違う経験をしていたら、決して今の娘たちには出会えていない。

そう考えると過去の経験、いいことも、悪いことも全部に「ありがとう」と言う感謝が生まれてくると思いました。

<10年後の自分に手紙を書く>

今から10年後、あなたはどこで何をしているでしょうか?

読む人のことを、心から大切に思って愛をこめて書いた手紙は、読む人の人生を変える。読む人の悩みを吹き飛ばす勇気をくれる。

立ちはだかる壁を打ち砕く強さをくれる。

たった一言のためにどれだけ時間や労力をかけられるかで、伝わる思いは変わる

「想い」を伝えるのは「言葉」ではなく「行動」。

地球上のどこにいる相手にも、リアルタイムでしかも無料でメッセージを届けられるという時代。

だからこそ、ゆっくりと時間をかけて相手のことを思いながら手紙を書いたり、直接足を運んでそれを伝えるという行動が人の心に響く時代である。

「人生は何度だって、どこからだってやり直せる」

立ち直るきっかけをくれるのはいつも「重さ」をもった誰かの言葉。

10年後の自分に向けて心を込めて書いた手紙は、10年後あなたを救う「重さ」がそこに生まれる。

10年後の自分は何をしているか想像がつきますでしょうか?何をしていたいでしょうか?

10年度の自分について、本気で考え、本気で悩んで、心を込めて書いた手紙には、きっとその内容は未来の自分に刺さるはずです。

下記のブログでも、今書いている文章は将来の自分が読んでくれて、

「もう頑張れない」と未来の自分が立ち止まった時、そんな自分に差し出せる手紙を今書いておくこと、

「書く」ことで「ここまで歩いてきたんだな」という足跡がしっかり刻まれ、

それが未来の自分にとっての大切な「一歩」につながることを書きました。

今と変わりないつまらない生活を送っているな~と思い、手紙を書けばその通りの生活をしているかもしれません。

しかし、「こうなりたい、こんな自分になりたい」と本気で考え、理想の自分を書いてみればきっと理想の自分になっているはずです。

将来の理想の自分像、そして10年後の自分に勇気を与えてくれる手紙を書きたいと思いました。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はかなりの長文になってしまいました。

しかし将来の自分が読み返しても、きっと勇気を与えてくれる文章になったと思います。

少しでも皆様の参考になることがあれば大変うれしく思います。

この度は最後までお読みいただきありがとうございます。

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