このブログのポイント
「上京物語 ~僕の人生を変えた、父の五つの教え~ 」のストーリーは
上京をする息子へ、五つの大切な教えを一通の手紙を通して、父が考える大切な考えを伝えていく内容です。
このブログでは、「上京物語 ~僕の人生を変えた、父の五つの教え~ 」のから、
マイホームを購入することのデメリットを紹介させていただきます。
このブログのポイント
- 家を購入した後悔・残ったモノは何?
- マイホーム購入で捨てるべき考え方①幸せとは人との比較で決まる
- マイホーム購入で捨てるべき考え方②今ある安定が将来まで続く
この記事を読んでいただければ、マイホームの購入に対して、どのようなことに後悔をしてしまうのか、社会から植え付けられていた考え、そして自分の価値観の向き合えると思います。
すでにマイホームを購入している方も、
「考え方の参考」や「これからしておいた方がよいこと」など参考になることがあると思います。
一部ネタバレの部分もありますので、読む際はご留意をしていただければと思います。
それでは、1より紹介をさせていただきます。
家を購入した後悔・残ったモノは何?
結婚をして、少しずつ貯金ができるようになった「祐介」(父の手紙の中で反面教師として描かれた人)は
特にお金をかけてまで、やりたいことが見つからないため、30代でマイホームの購入をすることになりました。
しかしそれから数十年後に、自分の人生を振り返ることになります。
下記の内容は、祐介が自分の人生を振り返った内容の要約となります。
家を買う前は、単純さゆえに様々なことに挑戦できる位置にいられた。
家賃が払えなくなれば、いつもでボロアパートに引っ越して、生活レベルを下げればいい
「人生、何があっても生きていけるさ」という考えでいられた。
しかしローンが払えなくなったら、家は即自分の財産ではなくなる。そう考えると、今後の人生でこうなってはダメだということばかりが湧いてくる
・「今の会社が傾いたらダメ」
・「会社は傾かなくても自分の給料が下がったらダメ」
・「自分が病気になったらダメ」
そうすると「向こう30年間、何かが起きたらどうしよう」と弱気になる。
買う前は、家=財産だと思っていた。
しかし購入後は毎月決まった額を自分の生活から奪っていく家を、たとえ権利は自分のものであったとしても、
単なる借金としか思えなくなっていた。
自分の人生という貴重な時間を費やして得た金を、一体に何に使ってきたのか。
何も残ってないじゃないか。
どうでもいいガラクタばかりに変えてきたということか。
それとも、一生を費やしてマンションの一室をやっと手に入れる、それが精一杯の人生だったということか。
それだけの人生でしかないということか。
いかがでしょうか。
「一国一城の主」「マイホームは資産」という意見はよく聞くかと思いますが、ローン(借金)で家を買うということは、
ローンが払えなければ、それは自分のものではなくなりますよね。
つまり将来30年以上ローンを払い続ける契約をするということは、ローン期間に収入が途絶えてしまい、
ローンが払えなくなれば、マイホームはお金を借りている銀行のものになってしまいます。
さらにローンを完済した先に残っているのは、30年以上前の設備の家・・・
今現在、住宅購入を検討されている方や不動産を借りようとしている方で
新築の住宅と30年以上前の物件どちらに住みたいでしょうか?
もちろん新築のほうがいいですよね。
周辺環境も将来はガラッと変わっていることでしょう。
30年後には、周りからは「古い家だな~」と思われてしまうかもしれません。
今は新築の家に住みたいと思われている方も、
5年後、10年後、30年後にどのような状態の家になり、周辺環境はどう変わって
その時自分がどのように思うのかを想像することが大切だと思います。
マイホーム購入で捨てるべき考え方①幸せとは人との比較で決まる
下記の内容は、本書の内容の要約となります。
成功なり幸せの基準を、みんながそうだから自分もそれでいいと思っている。
成功とか幸せというものを、自分で決めるのではなく、他人との比較で決めている。
他人が車を持っていればうらやましくなり、自分もそれを手に入れるのが幸せだと思う。
ところがそれを手に入れると、周りが家を買ったりする人が出始める。
それをうらやましいと思い、また無理をして手に入れようとする。その繰り返し。
幸せの基準は、自分自身で決めるもの。
他人となんか比べなくても、昨日の自分よりも一歩でも前進しようと努力しているとき、
人は幸せを感じるようにできているんだ。
この常識の殻の中で必死に生きている人たちを眺めてごらん。
他人との比較で幸せかを決め、人の持っているものをうらやましがって、それを追い求める生き方をしている人たちだ。
「これじゃあ、成功なんてできないよ・・・」
いかがでしょうか。
私たちは、自分の幸せを他人との比較で決めがちなのかもしれません。
「周りの友人が車を買ったから、自分も車を買う」「同期は結婚して、家を買ったから、自分も結婚したので家を買う」
このように、他人が行っている行動が幸せであると考え、同じような行動をしてしまってるのではないでしょうか。
「自分自身が考える幸せ基準とは何か?」を見つめ直して、今何にお金をかけるべきなのか?を慎重に考える必要があると思います。
30年ローンを組むということは、将来の30年の自分の時間をローン返済のために、
働き続けなければいけないということになります。
つまり「将来」のお金も「今のマイホーム購入」のために使っているということです。
将来お金をかけてでもやりたいと思うことが見つかったり、子供にお金をかけてあげたいと思っても、
ローン返済が重荷になっていた場合、自分が大切だと感じたことにお金を回すことができなくなります。
5年後、10年後、30年後にどんなことにお金を使いたいか?
自分の幸せの基準を見つめ直し、イメージを膨らませていってほしいと思います。
「そんな先のことなんて、想像もできないよ」
「考えても、思い通りにいかないでしょ?意味ないよ」
そう感じる方もいらっしゃるでしょうか?
もし、そのように感じる方がいらっしゃれば、次の項目が刺さると思いますので、読み進めていただければと思います。
マイホーム購入で捨てるべき考え方②今ある安定が将来まで続く
下記の内容は、本書の内容の要約となります。
わかりやすくなるように、まとめさせていただきました。
世の中の多くの人たちは、自分では変えられないものをあてにして、
それが安定しているという前提のもとに人生設計をしている。
「それが安定しているうちは、自分の人生も安定している」
裏を返せば
「その安定がなくなったら、自分の人生は不安定になる」
気づいているが
「絶対にそんなことはならない」と。
なぜなら「他のみんなもそうだから」。
つまりそれが常識だから。
いかがでしょうか。
「今勤めている企業が30年以上安定して、
30年以上ローンを払い続けるほどの給料をもらい続けることができる」と感じていないでしょうか?
マイホームをローンで購入した方は「安定を将来まで続く」と思っているので、ローンを組んでいるのかもしれません。
しかし、「5年度、10年後、30年後に自分がどんなことにお金を使いたいと思うか?そんなのわからないよ!」
そう考える方がいらっしゃったとします。
しかし自分の将来のことがイメージできないのに、
自分の力ではほとんど変えられない企業の将来に対して、
安定が続くと信じてローンを組むことは、リスクが多きように感じませんでしょうか?
なかには30年以上安定しているかは不安と感じている方も、
「他の皆もそうだから」と周りと比較して、安心をしている方もいるかもしれません。
少し話がそれますが
「2021年8月にGAFAの株式時価総額が、日本株全体の時価総額を上回った」とニュースがありました。
そんなこと10年前、20年前は誰か予想できていたでしょうか。
10年後、20年後は、きっと今とは違う状況になっていることでしょう。
勤めている会社を安定させることは、大企業であればあるほど、個人ができることは限られています。
しかし、資格取得やビジネスを読んで自己啓発はすることは、自分で変えられることですよね。
本当の安定というのは、「自分の力で変えられることを、変えようと努力している時に得られる心の状態のこと」です。
自分が信じている安定は、
自分が変えられることか?変えられないことなのか?ローンを組む前にもう一度見つめ直すことが大切です。
変えられないことの割合が大きければ、ローンを組むのはおすすめできないと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回のブログな重要ところをまとめさせていただきます。
このブログのポイント
- 家を購入した後悔・残ったモノは何?
- 30年以上前の設備の家とその時の新築物件どちらに住みたいですか?
- 30年後に家を建てる人から「古い家だな~」と思われる。
- 5年後、10年後、30年後にその家や周辺環境はどのような状態か想像してみましょう。
- マイホーム購入で捨てるべき考え方①幸せとは人との比較で決まる
- 自分の幸せの基準は、自分で決めましょう。
- 今何にお金をかけべきなのか、自分で考えてみましょう。
- ローンを組むことは「将来」のお金も「今のマイホーム購入」のために使ってます。
- マイホーム購入で捨てるべき考え方②今ある安定が将来まで続く
- 本当の安定は「自分の力で変えられることを、変えようと努力している時に得られる心の状態のこと」
- ローンを組むことは「他の皆もそうだから」と周りと比較して、安心してはいけません。
- 自分が信じている安定が、変えられる割合が小さければ、ローンを組むのはお勧めできません。
もし、すでにマイホームは購入している方も、これからできることはたくさんあると思います。
「将来、どんなことにお金がかかるか計算しておこう」
「会社だけの安定を頼り過ぎないように、自己啓発のために資格の勉強をしよう」
「他人と比較するのではなく、自分の幸せを考えてみよう」
このブログが、マイホーム購入の検討を悩まれている方やすでにマイホームを購入されている方に
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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