DIY家具屋の企業理念 「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」を読んで

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このブログのポイント

「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」を読んで、夢に描いていたDIY家具屋の

企業理念のようなものが、具体的になったのでご報告させていただきます。

自分の好きなこと、得意なことで貢献できる場所 の提供です。

本ブログでは企業理念作成の背景をお伝えできればと思います。

今回ご参考にさせていただく、 「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」 は

車いすの母、ダウン症の弟、急逝してしまった父との自伝的エッセイとなっております。

その本書の中で、重要だと思った3つを記載させていただきます。

  1. バリアバリューという言葉
  2. 人は感謝されると生きる希望が見つかる
  3. 余命宣告を受けた人との接し方

本書の内容を一部編集をして、記載しているため、一部ネタバレの部分もあるかと思いますので、ご了承していただければと思います。

バリアバリューという言葉

バリアフリーという言葉はご存じだと思いますが、バリアバリューという言葉はご存じでしょうか。

バリアフリーはバリア(障害)を取り除く(フリー)という意味です。

しかしバリアバリューは障害は取り除くべきでもマイナスでもないという考え方に基づいてます。

「歩けないから、見えないから、聞こえないから、気付けることがあり、障害は価値(バリュー)に変えられる」ということです。

年を取ることに、マイナスイメージを持つ人もいるかもしれません。

年を取ることでできないことが増えますが、できないことが人とは違う価値と考えることで、前向きになれると思うのです。

できないことが増えても、できることもあると思います。

できることをフォーカスして、貢献できる場所を提供したいと感じました。

人は感謝されると生きる希望が見つかる

大動脈解離の患った後遺症から下半身不随となった著者の母親は、

車いす生活になったことに対して

「歩けない私なんて、人じゃなくて、モノになったのと同じ。子供たちにしてあげられることもない。生きてても仕方ない。死んだ方がマシ」と言っておりました。

しかしレジャー施設での講演会でお話をした著者の母親は、受講者から感謝の言葉を言われました。

「車いすに乗っているお客様のご心配がよくわかりました。これで自信をもってお客様をお迎えすることができます。

本当にありがとうございます」と。

著者の母親は

「歩けなくなってから、初めて誰かにありがとうと言われた。こんな私でもまだ誰かの役に立てた。私生きててよかった」と話せるようなったそうです。

この話を通して、人はどんな状況でも、誰かに貢献したい、感謝されたい生き物なのかもしれないと感じました。

個人的に話ですが、2021年の秋に90歳となった妻の祖母の施設に行きました。

コロナ渦のため、ビニールシート越しの面会で、時間も限られておりました。

妻の祖母は少し認知症を患っており、私のことは覚えていないようで、妻のことも最初は誰だか分かっていなかったです。

しかしそんな状況にもかかわらず、

手作りで作ったひざ掛けをくれました。

さらには施設の人が近くを通るたびに何人も声をかけて

「施設の裏に、白菜が漬けてあるんだけど、それをちょっと持ってきてくれないか?

 せっかく若い人が来てくれたから、持って帰ってもらいたい」と言ってました。

実際には、白菜はないそうですが。。。

それでも、妻の祖母の優しさを感じることができました。

白菜をあげて「貢献をしたい」と感じていたのかもしれません。

やはり、施設にいるだけでは誰かにしてもらうことが多くて、誰かのために貢献するという経験をすることは

少ないのかなと思います。

きっと妻の祖母も、誰かに貢献できることが増えれば、「生きててよかった」と感じることが多くなるのではないか

と感じました。

2歳の娘も、最近はお手伝いをしたいと、食器を運んだり、洗濯物を畳んだり、料理を取り分けたり、

うまくはできないことがまだ多いですが、「貢献したい」「感謝されたい」と思っているのかもしれません。

年をとっても、誰かに自分の好きなこと、得意なことで貢献できる場所を提供したいと思いました。

娘は、ワクチンを打っていないため、祖母との面会には連れて行けなかったですが、

施設の入り口のガラス越しであれば大丈夫とのことで、早いうちに会わせてあげたいと思います。

もし会うことができなくても、もらった手作りのひざ掛けを娘が使ってる写真を祖母に渡せれば、

「生きててよかった」と思ってくれるのかもしれません。

余命宣告を受けた人との接し方

余命宣告を受けた家族に対して、本書ではこのようなことを書いてあります。

自分が悲しいかどうかじゃなくて、本人が何を望んでいて、そのために自分は何ができるかを考えること

上記の言葉がもう少し分かりやすいように本書の内容を編集をして、下記に載せさせていただきます。

本書では、余命宣告を受けたがん患者の幡野さんと著者との会話があります。

幡野さん

「外で好きな人に会って、好きなことして、好きな写真を撮って。それで寿命が縮んでもあまり気にしない」

著者

「家族ががんになったら、『外なんか行かないで、病院にいて!』っていうかもしれない」

幡野さん

「それって結局自分が悲しみたくないからだよね?本人が悲しんでるかどうかは別でしょ?

 これってちょっと言いづらいんだけど、死ぬ方はたぶん楽なんだよね。しんどいのは残された方だよ。

 亡くなる本人が悲しいかどうかじゃなくて、残される人の後悔をどう減らせるか、を考えた方がいいと思う」

我慢の日々を送り、少しでも長生きして見送る方が、後悔しないという人もいるかもしれない。

でも幡野さんは、自分が死ぬまで好きなことやって、楽しみまくったのを見届けたほうが、

そばにいる人の後悔は減るんじゃないかと考えている。

自分が悲しいかどうかじゃなくて、本人が何を望んでいて、そのために自分は何ができるかを考えること

いかがでしょうか。

残された側にとって、「我慢の日々を送り、少しでも長生きして見送る」のか「好きなことをやって、楽しみまくったのを見届ける」のかどちらが後悔がないかは、人それぞれだと思います。

どっちがいいか悪いか、答えはないのでしょう。

しかし余命が短い人が、誰かに貢献出来て、感謝されるような人生を送ることができれば、

きっと後悔のない人生が送れるという考えは、間違いではないと思ってます。

余命が短いご本人が何を望んでいるかを、親身になって聞いてあげることが大切ですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

最後に簡単にまとめさせていただきます。

  1. バリアバリューという言葉→障害があるから気づけることがある。障害は価値(バリュー)に変えられる
  2. 人は感謝されると生きる希望が見つかる人はどんな状況でも、誰かに貢献したい、感謝されたい生き物
  3. 余命宣告を受けた人との接し方本人が何を望んでいて、そのために自分は何ができるかを考えること

企業理念の作成の背景も少しでも伝わることができれば、うれしいです。

企業理念: 「自分の好きなこと、得意なことで貢献できる場所

戦略:DIY家具屋という場所の提供で、定年をされた方が、自分の好きなこと・得意なことを通して、軽井沢に観光に来た人たちに、地場の材料を使って、雨の日でも、親子でも楽しめるDIYを教える。

2021年9月に思い付いたDIY家具屋の計画ですが、少しずつ具体的になってきたような気がします。

下記のブログは、思い付いた背景など書いてあります。

誰かに貢献出来て、感謝される場所から、一人でも多くの人に後悔しない人生を送ってほしいと思っております。

この度はお読みいただきましてありがとうございます。

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