人生初めて部下ができます…「みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと。」を読んで

ビジネス

今回は、岩井俊憲さんの著書をご紹介します。

「みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと」を紹介いたします。

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日本では部下を持ったことがない私にとっては今後のマネジメントの参考になる内容でした。

娘へのメッセージ

「怒ってしまうとき、怒った理由ではなく、何のために怒っているかを冷静になって考えてください」

本書を読んで特に刺さった内容を3つに分けてご紹介いたします。

①価値観や意見の違いに注力するのではなく、今から何ができるかという解決策に注力する

アドラー心理学は建設的という視点を大切にしている。

アドラー心理学では物事を「正しい、間違っている」「良い、悪い」といった視点で判断するよりも「建設的、非建設的」といった視点を大事にしている。

「正しい、間違っている」「良い、悪い」は判定ジャッジになるだけで解決になりづらいもの。

仕事を進めていくためには「判定」「ジャッジ」より解決策の方がいい。

「良い、正しい」を判断するよりも、今から何ができるかという解決策に注力する方が有益であり、建設的と言える

・部下同士の意見が違ってもどちらかを裁かない

・考え方が違うなと感じても正さない

・お互いに価値観の違いがあっても批判しない

・今から目的のため、未来に向かって何ができるのかの解決策をリーダーを部下もお互いに考え話し合う

意見の違いに対して意見をじっくり聞くよりは、これからどうするかを話し合う

気持ちを組む」よりも「解決策を話し合う」

一人一人個性の違う人間は、社会の中で信頼し合い、協力し合い、貢献することで発展成長する

「意見の違いに対して意見をじっくり聞くよりは、これからどうするかを話し合う」と書いてあったように、

今後は相手の意見に対して「いい・悪い」を判定するのではなく、どうすれば解決に向かうことが出来るかを考える大切さを学びました。

例えば子どもがご飯を食べずにお菓子を食べているとき、「ダメだよ!」と言ってやめさせるのではなく、

どうすれば解決するか話し合いをしていこうと思います。

②与えられたものをどう使いこなすか

やらない理由できない理由を環境や条件を周りの人間のせいにしがち。しかし、同じ環境や条件、人間関係であってもやる人はやるし、できる人はできる。

過酷な環境で育った人間が全て非行に走るわけではない。

ブラック企業にいる社員がみんな鬱になるわけではない。

失恋した人の誰もが「もう二度と恋なんてしない」とシングルを貫くわけではない。

重要なことは人間が何を持って生まれたかではなく、与えられたものをどう使いこなすかである

影響は受けるだが決定打ではない。

海外子会社に異動はもう人生終わりではない。

問題のある部下、トラブルばかりの職場だから、必ず失敗するわけではない。

どんな劣悪な環境に置かれても、大きな事故に遭うなどを不幸な状況が訪れても、大事なのはできるだけ建設的な方向に進もうと心に芯を持つこと

これからどうするかは自分で決められる。できるだけ健全で建設的な考え方行動をとろう

自分にないものを悲しむのではなく、与えられたものをどう使いこなすかを心掛ける。

今いる部下に対しても、「もっと優秀な部下がいれば…」嘆くのではなく、

今あるメンバーでどうすれば建設的な方向に進むかを考えるようにします。

③怒ってる人の原因を探す必要はない。人は不機嫌なのには目的がある

人はイライラしてる時、不機嫌な時、アドラー心理学では「原因」を考えるのではなく「目的」を考える

不機嫌になるのは他人を遠ざけたいという目的がある。

怒るのは相手を思い通りに動かしたいという目的がある。

落ち込んでいるのは他人に気づいてほしい、もう少し注目をしてほしいという目的がある。

不機嫌も怒りも落ち込むという感情も目的のために作られている

その感情を使って成し遂げたい目的は何か

一度職場の部下メンバーの行動に対して、この人はどんな目的があるだろうと考えてみる。

原因を探すより解決策を見つけやすくなる

同僚にはイライラしがちでも家では穏やかな人もいる。

同僚が相手の時は不機嫌になるが、取引先が相手のときは元気に明るく接する。

このように相手によって行動や態度が変わる。

相手によって人は目的が違う。だから、人によって態度を変えるということが起こる

怒るだけで終わらずに怒りの目的を知る

怒りは相手役が弱い立場の時に向かいやすい。

親なら子、教師なら生徒、上司なら部下という具合に。

人間だから不機嫌になってしまうこともイライラしてしまうこともある。

そんな時は怒りの目的を知る。「怒りの相手は誰で何が目的なのか」

自分の感情が整理され、無駄に怒りに振り回されることは少なくなる。さらには目的の底には何の気持ちがあるのかを考えてみる。

「部下を思い通り動かしたい」の底には、「私は不安に思う。」「私は心配だ」などの気持ちがある。

相手に怒ってるだけで終わらず、自分の本当の気持ちに向き合い、気づく方が有益で建設的な習慣と言える。

イライラを表現してしまうとき自分も含めて、「なぜ」イライラしているんだろうと考えるのではなく、「何のために」イライラしていることに目を向けて解決策を考えることを心掛けていきます。

自分の気持ちを客観的に見つめる習慣が、人生をよりよく生きるコツだと思いました。

まとめ

いかだだったでしょうか。

最後に簡単に本書の内容をまとめさせていただきます。

①価値観や意見の違いに注力するのではなく、今から何ができるかという解決策に注力する

→よい、悪いという判断よりも、どうすれば建設的な解決策を見つけられるかに注力する。

②与えられたものをどう使いこなすか

→ないもの嘆くではなく、今与えられているものを活用して、問題に立ち向かっていくことが建設的である

③怒ってる人の原因を探す必要はない。人は不機嫌なのには目的がある

→「なんで怒っているの?」ではなく、「何のために怒っているの?」と他人に対しても、自分に対しても問いかけてみる。

23年7月、8月の引継ぎ期間が終了すると、9月からは本格的に部下へのマネジメントも必要になってきます。

本書の内容を参考にして、ローカルスタッフが幸せな人生を送れるように、あなたに会えてよかったと思ってもらえるように

建設的なマネジメントを心掛けていきます。

この度は最後までお読みいただきありがとうございました。

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