- ■雪の朝に気づいた「今しかない時間」
- ■2026年2月5日。上司に育休を伝えた日
- ■「第3子ができたら1年育休を取る」と決めていたのに、伝えるのは怖かった
- ■組織長としての現実。誰かが新しく組織長になる必要がある
- ■このタイミングを選んだもう一つの理由
- ■上司の反応は淡々としていた。でも、否定されなかったことに救われた
- ■部下には具体的な期間は伝えていない。でも、否定されなかった
- ■50代のママ社員が「聞いてくれた」ことが、静かに心に残った
- ■4年前の自分のブログが、今の僕の背中を押した
- ■男性育休は「勇気」ではなく「選択」
- ■管理職だからこそ、育休を取る意味がある
- ■不安は消えない。でも、それでいい
- ■未来の自分へ。そして、悩んでいるパパやママへ
■雪の朝に気づいた「今しかない時間」
今朝、目が覚めると、窓の外は一面の雪景色だった。
湘南では珍しく、うっすらと雪が積もっていた。
その静けさに見とれていると、長女が起きてきて、
「パパ、一緒に雪で遊ぼうよ」
と声をかけてきた。
ちょうどブログを書いている途中だったので、
最初は「ちょっと待ってね」と言おうとした。
でも、次の瞬間ふと思った。
「この雪も、この朝も、この子どもの声も、今しか味わえない」
そう思ったら、迷いは消えた。
僕はパソコンを閉じて、長女と一緒に外へ出た。
犬も一緒に飛び出してきたが、
外の空気に触れた瞬間、あまりの寒さに驚いたのか、
すぐに家の中へ戻っていった。笑
冷たい空気と、白く染まった世界。
長女の笑い声。
手のひらに乗る雪の感触。
そのすべてが、
「今日という一日が新しく始まる」
ということを、強く感じさせてくれた。
育休を取ると決めた理由も、
こういう瞬間に全部詰まっている気がした。
■2026年2月5日。上司に育休を伝えた日
2026年2月5日。この日は、きっと僕の人生の中でも特別な一日として記憶に残り続けると思う。
39歳になり、組織長として6人のメンバーを率いる立場にありながら、僕は上司に
「2026年7月から1年間の育児休業を取得したい」
と伝えた。
翌日の2月6日には、部下にも同じことを話した。
たったそれだけのことなのに、胸の奥がずっとざわついていた。
育休を取ると決めた瞬間から、僕の心の中では 仕事と家族、責任と不安、期待と恐れ が複雑に絡み合い、静かに、しかし確実に揺れ続けていた。
人生初めて部下ができた時に、下記ブログが学んだ記事です。
■「第3子ができたら1年育休を取る」と決めていたのに、伝えるのは怖かった
実は、僕はずっと前から決めていた。
- 第3子ができたら育休を取ること
- 取るなら1年にすること
これは揺るぎない気持ちだった。
それでも、いざ伝える段階になると、心の中に別の声が生まれた。
- 「もう少し待った方がいいんじゃないか」
- 「あと5か月あるし、今言う必要はないんじゃないか」
- 「早く伝えることで、逆に取りにくい環境になるんじゃないか」
- 「業務量を増やされるんじゃないか」
育休を取る覚悟はできているのに、
「伝える勇気」 がなかなか持てなかった。
■組織長としての現実。誰かが新しく組織長になる必要がある
ただ、僕にはもう一つの現実があった。
組織長である僕が1年抜けるということは、
誰かが新しく組織長を務めなければならない。
これは避けられない事実だった。
- 新任課長の任命
- 引継ぎ計画の策定
- 業務の棚卸し
- チーム体制の再構築
これらを考えると、
早めに伝えることが組織にとっても最善 だと分かっていた。
だからこそ、揺れる気持ちを押し込み、このタイミングで伝えることを選んだ。
4年前に育休を取ったときに事前に仕事の仕組み化を準備について、こちらの記事でも整理しています。
■このタイミングを選んだもう一つの理由
実は来週、僕は 1週間のリフレッシュ休暇 を取る予定だった。
その間、僕は完全に不在になる。
だからこそ、
「僕がいない状態」を上司や部下に一度体験してもらう“予行練習”
という意味も込めて、このタイミングを選んだ。
- 僕がいないとどんな動きになるのか
- どんな課題が浮かび上がるのか
- どんな体制が必要なのか
それを感じてもらうことで、育休に向けた心構えやイメージを持ってもらえると思った。
僕自身も、
「このチームなら大丈夫だ」
そう思える材料が欲しかったのかもしれない。
チームの組織長としてのチームワークの作り方については、下記のブログで整理しています。
■上司の反応は淡々としていた。でも、否定されなかったことに救われた
上司に伝える前、手のひらは汗でびっしょりだった。
「その場で否定されるんじゃないか」
「管理職が1年も抜けるなんて無理だと言われるんじゃないか」
そんな不安が頭の中で膨らんでいた。
もちろん、上司がその場で「いいよ、応援するよ」と即答してくれるとは思っていなかった。
むしろ、何かしらの反応が返ってくるまでの時間が怖かった。
実際に伝えてみると、返ってきた言葉は意外と淡々としていた。
「え、前も取ってなかった?2回目?」
「希望は分かった……部長に相談する」
拍子抜けするほど事務的で、感情の色が薄い反応だった。
ただ、その瞬間に感じたのは、落胆ではなく
“ほっとした気持ち” だった。
なぜなら、
否定されなかったからだ。
■部下には具体的な期間は伝えていない。でも、否定されなかった
翌日の2月6日。
部下に伝える時は、また違う緊張があった。
僕が1年抜けるということは、彼らの負担が増える可能性がある。
それを思うと申し訳なさが胸を締めつけた。
ただ、まだ上司の正式な承認が下りていないため、
具体的な期間は伝えていない。
その代わり、
「僕の代わりに誰かが組織長を務める必要があるくらいの期間」
というニュアンスだけは伝えた。
部下たちは驚きつつも、否定することなく、
淡々と、しかし確かに受け止めてくれた。
派手なリアクションはなかった。
励ましの言葉も特にない。
でも、
- 否定されなかったこと
- 受け入れてもらえたこと
その事実が、僕には大きな安心感になった。
■50代のママ社員が「聞いてくれた」ことが、静かに心に残った
部下への共有を終えたあと、50代のママ社員がふと僕に声をかけてくれた。
「育休取るの?」
その言い方は、驚きでも否定でもなく、
ただ事実を確認するような、柔らかいトーンだった。
僕は「はい、取る予定です」とだけ答えた。
その後、彼女がどんなコメントを返してくれたのか、実はよく覚えていない。
というより、僕自身がその場で深く聞き取る余裕がなかったのかもしれない。
でも、ひとつだけ強く感じたことがある。
“聞いてくれた”という事実が、ありがたかった。
今まで上司や男性の同僚に育休の話をした時、
具体的に聞かれたことはほとんどなかった。
どこか
“触れない方がいい話題”
のように扱われてきた感覚があった。
だからこそ、
ただ「育休取るの?」と聞いてくれたことが、
僕にとっては静かな救いになった。
■4年前の自分のブログが、今の僕の背中を押した
実は僕は4年前にも育休を取っている。
その時の気持ちをブログに残していた。
久しぶりに読み返してみると、当時の自分が今の自分に語りかけてくるようだった。
「迷っていい。揺れていい。でも、家族の時間は戻らない」
あの時の僕は、今よりずっと未熟で、でも必死で、家族のために一歩踏み出していた。
その姿が、今回の決断を後押ししてくれた。
■男性育休は「勇気」ではなく「選択」
よく「男性育休は勇気がいる」と言われる。
確かにそうだと思う。
でも僕は今回の経験を通してこう感じた。
育休は“勇気”ではなく、“選択”だ。
仕事を選ぶか、家族を選ぶか。
どちらが正しいという話ではない。
ただ、
- 自分はどんな父でありたいのか
- どんな家族でありたいのか
その問いに向き合った時、僕は“育休を選んだ”というだけだ。
■管理職だからこそ、育休を取る意味がある
僕は組織長だ。
だからこそ、育休を取ることには意味があると思っている。
- 管理職が取らないと、部下は取りづらい
- 「制度はあるけど実態はない」状態を変えられる
- 育休を取る管理職が増えれば会社の文化が変わる
- 子育てを理由にキャリアを諦める人を減らせる
僕自身、部下の育休取得を応援してきた。
ならば自分も取らなければ説得力がない。
「管理職だから取れない」ではなく、
「管理職だからこそ取る」
そんな未来を作りたい。
■不安は消えない。でも、それでいい
ここまで書いておいてなんだけど、不安はまだある。
- 1年後、職場に戻った時どうなるんだろう
- キャリアは止まるんじゃないか
- チームに迷惑をかけないだろうか
- 本当にやっていけるのか
でも、これもまた本音だ。
ただ、こうも思う。
不安があるからこそ、人生は前に進む。
完璧なタイミングなんてない。
完璧な状況なんてない。
だからこそ、今この瞬間に決めた自分を信じたい。
■未来の自分へ。そして、悩んでいるパパやママへ
この記事は、未来の自分への手紙でもある。
もし1年後、仕事に戻って不安になったら。
もし育児が大変で心が折れそうになったら。
もしキャリアのことで悩んだら。
今日のことを思い出してほしい。
- 雪の朝に感じた「今しかない時間」
- 部下の静かな受容
- 50代のママ社員の一言
- 家族の笑顔
- 4年前の自分のブログ
- そして揺れながらも一歩踏み出した自分自身
この決断は、間違っていない。
もし今、育休を取るかどうかで悩んでいる人がいたら伝えたい。
迷っていい。揺れていい。怖くていい。
その気持ちは、あなたが家族を大切に思っている証拠だ。
そして、
育休は“キャリアの終わり”ではなく、“人生の選択肢を広げる時間”だ。
僕もまだ道の途中だ。
でも、一緒に悩んで、一緒に選んでいけたら嬉しい。
あなたの選択が、あなたの家族の未来をつくる。
100年時代の生き方でマルチステージを経験する必要がある。
育休を取ることはその一つの選択肢でもある。
マルチステージについては、下記のブログで整理しています。
妻・娘との関わり方について、紹介しているブログです。
あなたなら、どんなタイミングで育休を伝えますか。
どんな不安がありましたか。
コメントで教えてもらえたら嬉しいです。
この度も最後までお読みいただきありがとうございます。







コメント