子どもの心を育む魔法の言葉|夫婦・家族で使えるフレーズ集ー「賢い子を育てる夫婦の会話」を読んで

夫婦

今回は「天野ひかり」さんの著書で

「賢い子を育てる夫婦の会話」をご紹介いたします。

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本書を読んだきっかけは

会社の課員に夫や子どもに対しての愚痴を聞いたこともあり、何か参考となるアドバイスをしたいと思い読むことにしました。

本書には夫婦の日常的にありがちな会話例などから、子どもにいい影響を与える会話に変える方法などが紹介されております。すぐに実践できる内容にであり、今日から使える会話のコツが学べるのでとても参考になります。

妻にも本書を紹介して、共感してくれる個所がたくさんありました。

是非本書もお読み頂ければと思います。

娘へのメッセージ

「相手の気持ちを想像して、喜ぶ言葉を伝えていこう」

本書を通して、特に刺さった内容を3つに分けてご紹介いたします。

”相手が言われたい言葉”で会話する

妻が言われてうれしい言葉TOP3

・妻がうれしい言葉1位

「(代わりに)やっておくよ」

会話例:

「子ども公園に連れて遊んでくるから、たまにはゆっくりしなよ」

「あと片付けて買い物してるから、早めに休んでおいた方がいいよ」

・妻がうれしい言葉2位

「~いっしょにしよう」

妻にとっては夫婦一緒に家事に向き合っている感じがいい

二人で家事を終えた後に、一緒にくつろぐことができた方が、妻は嬉しい

・妻がうれしい言葉3位

「こんなに大変だったんだね。ありがとう」

共感と感謝の言葉は、やっぱりうれしい

会話例:

買い物袋を代わりに持って、

「重たいね。毎日こんなに思いの持ってるんだね。しかも子供連れで大変だね。毎日ありがとう」

夫が言われてうれしい言葉TOP3

・夫がうれしい言葉1位

「今日も1日お仕事お疲れ様」

毎日家事や子育て、仕事をして当たり前と流さず、認めてほしい。夫婦だからこそ、お互いを認め合いたいのです。

・夫がうれしい言葉2位

「毎日ありがとう」

夫が仕事に行く、家事をするなど、妻からすれば当たり前のことも、ちゃんとわかってる、感謝している、という気持ちを言葉で伝えることが大切です。

・夫がうれしい言葉3位

「やっぱり頼りになるね」「あなたでよかった」

「あなただから」という言葉は夫にとってとても嬉しい

男性は仕事がどんなに大変でも、どんなにつらくても、妻や家族にそのことを話すことが苦手。どうせ妻に何を言っても分からないと思っているかもしれないが、そんな妻にこそ夫は1番認めて欲しいと思っている。

あなただから幸せ、ということを心から伝えられるといい。

会話例:

「片付けありがとう。やっぱりあなた頼りになるね」

家族みんなの頑張りを認める

「うちの子は何もしないでぼーとゴロゴロしているだけ。それを認めていいのでしょうか?」と悲しい質問が・・・。

あなたならなんと認める言葉をかけますか?

親にはボーっとしてるように見えても、子供自身は学校で今日あった嫌なことも含めていろいろと考えて、明日に活かそうとしているのかもしれない。

だからまずは

「今日も学校で一日頑張ってね。お母さんも一日頑張ったから、2人でちょっとゴロゴロしてひと休みしよう」と言う言葉をかけてみる。

お母さんも今日一日、仕事やPTAなどでトラブルを必死で解決して、急いで買い物を済ませて、洗濯物を取り入れて、夕食の準備をして・・・やっと、ひと休み。

その時帰宅した夫に

「ソファーでゴロゴロしないで早く夕食作って。俺は疲れてるんだ」と言われたら

「え?私だって大変だったんだよ!」と思いませんか?

でも、もし夫が「君も今日一日大変だったんだね。俺もクタクタだから、2人でちょっと休憩してから料理しよう」と言ってくれたら元気が出ると思いませんか?

子供も同じです。認める言葉をかけてもらったあとだと、お母さんは自分の気持ちわかってくれたと思って元気に宿題に取り組むでしょう。

子供を認めるのは一番大切なことですが、それと同じくらいパートナーや自分自身も認めていく。黙認でもなく放任でもなく、言葉で伝えていくことが大切である。

器が十分に育まれれば、宿題を始め、自分がすべきことを自分で考えてできるように必ずなる

育てた「器」には水が入るから。

「わがまま」を「提案」にさせる言葉がけ

子どもに何か欲しいと言ったときこそ、提案する力をつけさせるチャンス

提案する力を磨くために

①欲しい理由

②他との違い

③買うことのメリット

④買う側である親のメリット

そのとき欲しい理由を知るために、「どうしてこれがほしいの?」と「どうして」で聞かないこと。

「どこがいいの?」「何が違うの?」など、答えやすい質問をする。

どうしてそれが欲しいのかが分かるように、子どもの頭の中を整理していく感じ。

①子どもの「欲しい気持ち」を認める

「これが欲しいんだね。センスいいね」など感情を受け止める

②欲しい理由を4W1Hで整理する

WHY(どうして)ではなく、「何が違うの?」「どこで使うの?」と聞く

③買うことのメリット・親にとってのメリットを見つける

「それを買うと音尾さんやお母さんは何ができるのか?」と伝える

まずは、「感情」と「事実」を分けた後、親に提案や説明ができるように言葉を待たせる言葉がけが大事。

言葉を知って初めて「思考」ができるから。

ポイント

・「ダメ!」の一言で終わらせない

・欲しい理由を一緒に話し合ってみる

・メリット・デメリットの両方を考える

まとめ

日々の会話の中で、相手を思いやる言葉を選ぶことが、家族の絆を深める大切な鍵になると改めて感じました。

紹介されていた「ありがとう」「一緒にしよう」「あなたでよかった」といった言葉は、どれも特別なものではなく、少し意識すれば誰でも口にできるものです。

しかし、その一言が相手の心を支え、安心や喜びを生み出すのだと思います。

夫婦や親子の間で交わされる何気ない会話が、子どもの心の成長にもつながるという視点は非常に印象的でした。

つい忙しさに追われて感謝や共感を伝えることを忘れてしまいがちですが、日常の中で小さな言葉を積み重ねることこそが、家族全員の笑顔を守る力になるのだと感じます。

子どもと買い物をするときに「これ買って~」という言葉にいつも悩まされていました。

そんな時は本書で紹介されている、「わがまま」を「提案」に変える方法を練習するいい機会だと思うようにします。

自分が欲しい理由だけではなく、相手側のメリットを提示することで、交渉が進みやすくなる。

私自身の仕事にも活かせる方法なので、子どもとの対話を通して一緒に学んでいこうと思います。

この度も最後までお読みいただきましてありがとうございます。

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