このブログのポイント
このブログは、就職活動・転職活動で企業選びを悩んでいる人、これから起業を考えている人、挫折や失敗を経験して次の一歩が踏み出せない人に向けて書かせていただきます。
まず最初に質問があります。
「あなたは何をして将来の多くの人たちを幸せにしますか?」
「あなたの活動で世界をどう変えますか?」
本ブログを読み終えた後に、この質問の意味がもう少し具体的になり、よりイメージが湧くようになり
きっと悩みが解決できると思います。
本書「手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙」を読んで大切だと感じた部分を大きく3つに分けました。
- 会社の選び方
- 応援団
- 情熱
本書の内容を一部編集をして、記載しているため、一部ネタバレの部分もあるかと思いますので、ご了承していただければと思います。
会社の選び方

①法人も一人の人間
会社選びをする上で「法人も一人の人間」という考えはとても重要です。
しかし「法人も一人の人間」と言葉を聞いて、少し違和感を感じるのではないのでしょうか。
まずは法人が人間ということがイメージが付きやすいように、人間と同じ部分をいくつか挙げて説明をいたします。
- この国に生まれるすべての法人には親がいる
- 税金を納める
- いろいろな人(会社)と付き合っていく(気がある法人・気の合わない法人)
- 失敗やさまざまな経験を通して成長する
- 支援をしてくれる仲間(株主)がいる
- 誕生日があればこの世を去る日もある
会社を人とイメージすると、会社選びの重要な基準は”素敵な性格の人探し”が分かりやすくなるのではないでしょうか?
就職活動は大好きになれる人探し、そして場合よっては一生付き合っていくことになる人探しとなりえるのです。
なのでその会社の財力や知名度で選ばず、”性格”で選ぶのが長い目で見ると一番いい方法だと思います。
あなたが気になっている法人が「どうやって多くの人から必要とされているのか」をよく観察してみてください。
本書では、就職活動についてのアドバイスをもらった主人公は、下記のように思いました。
僕にもその人の幸せや成功のためなら、無償で手助けをしてあげたいと思える家族や友人がいます。
そんな素敵な関係を持てるような法人を探すのが、就職活動なのかもしれませんね。
そのためには、僕自身にとってどのようなメリットがあるのかを考えるのではなく、
自分が面接を受けている法人はどんな性格で、どんな生き方をしていて、これからどのような人生を送りたいと考えているのか、
自分の性格が合うかどうか、ということを相手の持っている知名度や財産を抜きに判断していかなければならないと思いました。
いかがでしょうか。
就職先や転職先を大企業、福利厚生が充実、上場企業だからなど、会社の知名度だけで選んでいないしょうか。
もちろん安定して、給料が高く、有休消化率が高いなどは大切なことですが、そこばかりに着目して、面接の際にアピールしても
企業側には響かないと思います。
面接活動を、交際相手へのプロポーズだとイメージすると、
「あなたは給料が高くて、知名度が高く、学歴が高いから結婚してください」とアピールしても、
きっと上手くいくことはないですよね。
企業側からは、他にも似たような会社はあるので、他にの会社にすればいいのではないですか?と思われてしまうかもしれません。
まずは企業の性格を調べてみることが大切です。
調べるコツは「どうやって多くの人から必要とされているのか」です。
そしてその企業の特徴となる性格がきっとあるはずです。
自分が気に入ったその企業の性格について、面接でアピールをしていきましょう。
②航海
会社選びをする上で重要な考えの2つ目は「航海」です。
会社を一つの船であるというイメージを持ってみましょう。
その船が誰のものであるか、自分が船長か、船は大きいか小さいかなんて、実はどうでもいいということです。
大事なのは、その船が何を目的として航海をするか。
それこそが、”人生の目的”であり、それが達成されることが”夢の実現”です。
ここで少し難しい質問をします。
「あなたはこれから先の人生を何をすることに捧げますか?」
「あなたが作ろうと思っている会社を使って、あなたは何をしようと考えているのですか?」
就職先を選ぶことも、起業をする上でも、答えがあるのとないのとでは、
失敗や挫折を味わった時の立ち直りに大きく影響をしてくるでしょう。
きっとその答えが、荒波を航海するうえでの羅針盤になるはずです。
最短ルートや具体的な手段に惑わされないで、本当の夢、目的を見つめてください。
その時があなたの人生の始まりなのです。
幸せで長生きする法人とは、その活動を世の中の多くの人から長期間にわたって必要とされる法人です。
会社の存在理由は”多くの人をその活動で幸せにした”というものでなければならないと思います。
つまり「会社という法人を世に生み出して、世の中の多くの人を幸せにする。
そして多くの人から必要とされる法人へと成長させる」という考えは起業をする上でもとても重要です。
本書では、主人公は、下記のように働く目的(航海の目的)が書かれています。
僕が働く目的は決まってます。
多くの人たちを幸せにするために働きます。
多くの人たちから必要とされる会社を作るために働きます。
誰かが作った会社の一員として働く場合も、自分が作った会社を経営する場合も変わりません。
僕の航海の目的は、一人でも多くの人を幸せにすることです。
応援団

二つ目の重要なワードは「応援団」です。
先に本書の内容を一部抜粋をさせていただきました。
あなたは好きな歌がありますか?
<中略>
その歌と出会うことができたのは、
その歌を生み出した人たちが私たちとその歌が出会う日まで夢を諦めずに、
自分の人生を生きてきたからには他なりません。
これは、歌に限ったことではありません。
人気の小説、素晴らしい絵画、日頃使っている製品やサービスを私たちが利用できるのは、それを生み出した人たちがいるのです。
会社の選び方の②航海のところで、 「僕の航海の目的は、一人でも多くの人を幸せにすることです。」と記載がありましたが、
より目的を達成するためにイメージをつけやすくしたいと思います。
それは多くのという曖昧な表現で表現ではなく、三百人など具体的な数字にして目標を設定することです。
例えば三百人を幸せにするという壁を越えた瞬間、”三百人の人たちがあなたによって幸せになった瞬間”であり
その壁を乗り越えれば三百人の人たちが幸せになるということが分かってる状況です。
ということは逆に、
あなたがその壁を越えなければその三百人は
”あなたが努力によって壁を越えさえすれば手に入れられる幸せを、手にすることができない”ということです。
三百人という声援を感じてください。
三百人という彼らは架空の存在ではないのです。
超えた時には、必ず実際にで出会うことのできる大応援団なのです。
あなたが描く夢が大きければ大きいほど、現れる壁は大きく、乗り越えるのが困難になります。
これは事実です。
でも、壁が高くなるほど、あなたの応援する応援団は多くなります。
これもまた事実です。
一生懸命頑張っているが結果が出ないと悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしあなたが越えようとしている壁の向こうには、必ず応援団がいるのです。
もうひと踏ん張りしてみましょう。
情熱

ここまで読んでいただいて、
「起業はしたいけど、私には才能がないから無理だ・・・」とそう思われる方もいるかもしれません。
しかし本書では成功した人と失敗した人の違いについて、「情熱」という言葉を使って説明をしてます。
夢を叶えることができなかった人たちは、「私には才能がなかった」と言い、
夢を叶えることができた人たちは、「どうしてもやりたいことを、情熱を持って続けてきただけです」と言うそうです。
つまり「失敗した人は才能を理由に挙げる。成功した人は情熱を理由に挙げる」ということです。
失敗する人は、「才能」頼りに夢を叶えようとする。
別の言い方をすれば、”自分が成功できることは何か?を考えている。成功は才能によって得るものだという勘違いをしているのです。
成功した人は「情熱」を頼りに夢を叶えようとしている。
別の言い方をすれば、”何をやれば成功できるか”ではなく”自分がどうしてもやりたいことは何か”を考えているのです。
上記の内容をもう少しわかりやすくするために、具体例を挙げて説明をさせていただきます。
例:プロ野球選手を目指す、野球が上手な少年
その少年は住んでいる地域で一番野球がうまいと言われています。
もしその少年が「才能」だけを頼りにプロ野球選手になるという夢を実現しようとしたら、
かなりの初期の段階で、同じチームや対戦相手の実力を知り、
上には上がいるということを思い知らせれ夢を捨てることを強いられるでしょう。
しかし、誰よりもうまくなりたいという「情熱」は、
その少年の現時点での実力とは無関係で誰にも負けない強さを持つことができます。
その「情熱」がなければ、その少年の野球人生に待ち受けている幾多の壁を乗り越えることはできないはずです。
情熱はなく才能だけで、プロになった人はきっといないはずです。
「失敗した人は才能を理由に挙げる。成功した人は情熱を理由に挙げる」
あなたの夢を叶えるために、才能は必要ありません。ただ必要なのは、それをやりたいという「情熱」だけです。
「情熱を頼りに生きる」今から「行動」することが大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最後にブログの内容をまとめさせていただきます。
- 会社の選び方
- 法人も一人の人間→会社選びは、”素敵な性格の人探し”と考え、「どうやって多くの人から必要とされているか」を観察する
- 航海→その会社が「何を目的として航海をしているか」がを知ることが大切
- 応援団→あなたが越えようとしている壁の向こうには、必ず応援団がいる。壁の向こうの応援団のためにも、もうひと踏ん張りしてみましょう。
- 情熱 →「失敗した人は才能を理由に挙げる。成功した人は情熱を理由に挙げる」”何をやれば成功できるか”ではなく”自分がどうしてもやりたいことは何か”を考え、実行に移す。
このブログの内容が就職活動・転職活動の企業選びに悩んでいる方、起業をすることを悩んでいる方、失敗や挫折を経験された方など少しでもこのブログの内容が参考になれば幸いです。
この度は最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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