勉強が嫌い人・勉強をする意味が分からない人へ 「手紙屋」蛍雪篇 私の受験勉強を変えた十通の手紙を読んで

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このブログのポイント

このブログは、勉強が嫌い、勉強をする意味が分からない、子供や家族に勉強をしてほしいなど受験勉強・資格勉強に悩んでいる人に向けて書かせていただきます。

本書「「手紙屋」蛍雪篇 私の受験勉強を変えた十通の手紙」を読んで大切だと感じた部分を大きく3つに分けました。

  1. 将来の自分が、今の自分にやっておいてほしいことは何?
  2. 家に帰ってから最初に座る場所で、自分の人生が決まる
  3. あなたの今日の勉強が将来の子供の人生を変える

本書の内容を一部編集をして、記載しているため、一部ネタバレの部分もあるかと思いますので、ご了承していただければと思います。

このブログを読むことで、勉強する意味が分かるようになり、勉強に対するイメージが変わり、モチベーションが高くなることで、習慣化できるようになるはずです。

本書の後半では、自分の大学受験での勉強方法の失敗例をご紹介しながら、おすすめの勉強方法を載せております。

ぜひ最後までお読みいただければと思います。

将来の自分が、今の自分にやっておいてほしいことは何?

この世に生きるすべての人に平等に与えられているものはなんでしょうか?

それは今という「時間」です。1日は24時間。これは誰にとっても同じこと。

その一日を私たちが何につかっているのか。時間は、二つの時間に分けることができます。

①「自分がやりたいこと」をやっている時間

②「自分がやるべきこと」をやっている時間

子どもは「やりたいこと」だけをやって、「やるべきこと」がなかなかできるようにならないですね。

しかし大人になると一日の大半を「やるべきこと」に費やすような生き方ができるようになります。

例:退屈で苦痛を感じても、毎日決まった時間に出社して、終電近くに帰宅する毎日を受け入れられる。

では大人はなぜ「やるべきこと」に一日の大半を使って生きていけるのか?

それは、将来に対する「不安」です。

今月働かなければ、来月の収入がなくなるという不安。家族が路頭に迷ってしまうという不安。さまざまな不安が人間を「やるべきこと」をやらせる原動力になっているのです。

「将来の不安」が行動の原動力になるのは事実ですが、残念ながら幸せな人生を送ることはできないのです。

●間違った時間の分け方

①「自分がやりたいこと」をやっている時間:快・楽・喜び

②「自分がやるべきこと」をやっている時間:不快・退屈・苦痛(間違ったイメージ)

勉強についても、「自分がやるべきこと」を「やらなければいけないこと」としてとらえてしまうと、

「○○大学に行かないと、大きな会社に就職することができず、不幸になる」「資格試験で合格しないと会社での評価がガタ落ちだ」など「不安・退屈・苦痛」を感じてしまいます。

では、本当の「やるべきこと」は何でしょうか?

それは「将来の自分が、今の自分にやっておいてほしいこと」です。

つまり、私たちは一日という時間を「今の自分の欲求を満たすため」か、「将来の自分の欲求を満たすため」に分けて考えることです。

●正しい時間の分け方

①「自分がやりたいこと」をやっている時間:快・楽・喜び →今の自分の欲求を満たすための時間

②「自分がやるべきこと」をやっている時間:将来の自分の欲求を満たす、自分磨きの時間

将来の自分の欲求をイメージするいい方法があります。

それは「想像力」です。

例えば「想像力」を使って、大学生になった自分のキャンパスライフを想像してみましょう。より具体的になるように、実際に大学周辺や想像が膨らむような写真を常に部屋に飾っておくこともいいでしょう。

「資格試験を合格して、勉強で得た英語の知識を使って流暢に会話をしている姿」、「資格の知識を使って業務の理解度が高くなり、上司や後輩から慕われてる姿」など具体的にイメージしてみましょう。

そこまで強く想像した後に、自問してみて下さい。

「今という時間を、自分が想像した理想的な将来を手に入れるために勉強に費やすのと、テレビを見るため使うのとでは、どちらがいいのだろう」と。

ここでのポイントは、どれだけ時間を費やしても、どうしても手に入れたいと思える「将来」を想像力を駆使して書きだすことです。

「不安」を原動力にするのではなく、「期待」を原動力にしてください。

家に帰ってから最初に座る場所で、自分の人生が決まる

自宅から帰ってきた後に、最初に座る場所はどこでしょうか?

「とりあえずソファーの前に座って、テレビをつける。」

「ベットの上に座り、スマホを見る。」

「仕事から帰ってきたお父さんがいったんテレビの前に座ったら、次にその場所を離れるときは寝るときだったりする。」

そんな話もあるかもしれません。

テレビやスマホを見始めるとなかなか勉強が始められず、ダラダラと過ごしてしまった経験はないでしょうか。

なかなか習慣化できずに、勉強をする時間が短くなってしまうと悩んだこともあるかもしれません。

しかし勉強を習慣化するには、決して難しいことではないのです。

その方法は、

「まずは自分を磨くために場所に座り、それを始めよう。それ以外のやりたいことはそのあとだ」

「5分だけでもいいからとにかく始めてみる」と自分の家の扉を開けた瞬間に、考える習慣を身につける。

考える習慣が身につくように、目のつくところに貼紙をしておくのも効果的です。

自分の受験勉強中の苦い経験ですが、「サッカーゲームの一試合が終わったら、勉強を始めよう」

と家から帰ってきてからの習慣化になってしまい、時には一試合で終わらずに、ダラダラと過ごしてしまったことがありました。

皆様も後から振り返って後悔しないよう、「自分を磨くこと」を優先できる習慣を身に付けていただければと思います。

あなたの今日の勉強が将来の子供の人生を変える

今までは、勉強は自分を磨くためという目的について書いてましたが、もう一つ大切な目的があります。

それは、「人の役に立つため」 です。

つまり勉強という道具は、「自分を磨くため」「人の役に立つため」という二つの目的を使った時に初めて、正しい使い方といえます。

この国に住む私たちは、それまで世界に生きたすべての人たちの恩恵を受けて、

今ようやく「誰でも、好きなだけ、先人の知恵や知識を身につけていい権利」を手にしているのです。

それを手にしたのは、何万年も続いている人間の歴史の中で、ほんの50年ほどに過ぎません。

これを私たちの時代で終わりにするわけにはいかないという考え方です。

つまり権利も知恵も受け継いで、自分が勉強して学んだことも、とにかく何もかも受け取って、

そこに自分が生み出した何かを加えて、次の世代につなぐ、そうしてはじめて「勉強した」といえるということです。

親から「頑張って勉強しなさいよ。できなくて困るのはあなたなんだから・・・」とそう言われて

「困るのが私なんだったら、ほっといてよ」と思ってしまった経験はありませんでしょうか?

しかし、困るのがあなた以外だとしたら?きっとそっちの方が力を発揮できるのではないでしょうか。

あなたと関わって生きている人たちは、あなたが勉強という道具を使って自分を磨き続けたからこそ、その恩恵を手に入れることができたのです。

つまり、あなたが勉強しなければ困るのは、あなたではなく、将来あなたと共に生きる人です。

勉強という道具を使って自分を磨いておくことで、

あなたが今以上に「人の気持ちがわかる人」、今以上に「素直な心を持つ人」、今以上に「意志の強い人」になれたら・・・

将来あなたに出会う人は、あなたに出会えてよかったって、今あなたのままでいる以上に思ってくれるはずです。

あなたの子供だって、人生が大きく変わるはず。

あなたが今関わっている人や将来関わる人に、少しでも自分が勉強を通して学んだことを共有することができれば、

きっとあなたの人生も、関わった人の人生も大きく変わるはずです。

誰かのために、勉強を始めてみようと思えたら幸いです。

受験・試験勉強のコツ

●自分の方法(失敗例):

大学受験の勉強方法は基礎を固めるために、自分でまとめノートを作っていました。その作業でかなりの時間を使って。

極端に言えば「辞書を全部覚えてから、英文を読もうとしていた」勉強法になっていたようです。

さらに過去問と同じ問題は出ないから、無駄だと思ってほとんど取り組んでいなかったです。

過去問勉強しないことはつまり、「対戦相手の特徴を知らずに、試合に挑むようなこと」、「山の地図を持たずに登山をするようなもの」だったのかもしれません。

●本書にも出てくる推奨方法:

いきなり入試問題を解き、間違ったところを復習をすること。最初は復習に1か月かかるかもしれませんが、徐々に間違いも減り、復習する時間も短くなる。

入試は勉強を使った試合みたいなものです。

スポーツも試合を通してみて、初めて自分の弱点がわかります。その弱点を補うために練習をするのです。

「試合で負けることを恐れていけないということ。負ける=失敗ではない。負けから新しい発見が出来ていれば、成功である。」と考え、

積極的に実戦練習を積んでください。(この方法で、簿記2級、FP2級、証券外務員1種を取ることができました。)

まとめ

最後に本ブログの内容をまとめさせていただきます。

  1. 将来の自分が、今の自分にやっておいてほしいことは何?
    • どうしても手に入れたいと思える「将来」を想像して、自分の欲求を満たす、自分磨きのための時間に使いましょう。
    • 「不安」を原動力にするのではなく、「期待」を原動力にしてください。
  2. 家に帰ってから最初に座る場所で、自分の人生が決まる
    • 「まずは自分を磨くために場所に座り、それを始めよう。それ以外のやりたいことはそのあとだ」
    • 「5分だけでもいいからとにかく始めてみる」
    • 目のつくところに貼紙をして自分の家の扉を開けた瞬間に、考える習慣を身につける。
  3. あなたの今日の勉強が将来の子供の人生を変える
    • 今ようやく「誰でも、好きなだけ、先人の知恵や知識を身につけていい権利」を手にしている。
    • 勉強という道具を使って自分を磨いておくことは、「あなたに出会えてよかった」と思える人が増える。
    • あなたの子供も、人生が大きく変わる
  4. 受験・試験勉強のコツ
    • いきなり入試問題を解き、間違ったところを復習をすること

いかがだったでしょうか。

勉強に対するイメージが変わって、

「よし!!自分のために、そして自分以外の人のために、勉強を始めてみよう!」と思っていただけましたでしょうか。

このブログが皆様が平等に与えれられている今という時間を、

勉強という道具で、有意義に使うことができる参考となれば幸いです

この度は、最後までお読みいただき誠にありがとうございます。

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