今回は「トム・ラス」さんの著書で
「 人生はあなただけのものじゃない」をご紹介いたします。
仕事に対してのモチベーションが上がらない時や生きる意味のヒントを見つけたいときに、ぜひ本書を読んで欲しいと思います。
娘へのメッセージ
「生きる意味に悩んだら、誰かのために何かをしてみよう」
本書を読んで、特に刺さった内容を3つに分けてご紹介いたします。
人生はあなただけのものなのだろうか?
人が幸せになるためには、自分の幸せだけを追い求めてはいけないということ。幸せになりたいなら、自分の幸せではなく、まず他人を幸せにすることから始めないといけない。
自分のバケツを水でいっぱいにしたいなら、まず相手のバケツに水を入れてあげることを考える。今日誰かのために何をしてあげられるだろう?
誰の人生にも終わりが来る、僕にも、そしてあなたにも。
でも終わりが来ても、あなたが生きているうちに他人のためにしたことが消えることはない。大切な人やコミュニティにあなたが費やした時間や労力やお金。あなたが、居なくなった後にも、それは消えないで残っていく。
自分だけのことから、ほかのことにも視野を広げる時、人生はもっとシンプルで生きやすいものになる。
When you move past self, life is simpler and less stressful.
強みや才能で周りに貢献する
自分の欲を満たしたり。金を儲けたりすることだけが人生ではないと言われれば、ほとんどの人は「そのとおり」と言ってくれるだろう。
僕はそれに加えて、「人生とはこの世の中を少しでも良くするためにこそある」と言おう。
あなたの周りの人の幸せに貢献すること。そしてあなたがいなくなった後にも残るもののために力を注ぐこと。
それが僕の考える人生の意味。
僕らはずっと生きてられるわけではない。でも、僕らがした貢献はずっと残る。そう考えて生きてみたい。
29歳のキング牧師はこんな言葉を残した。
「人生で今すぐとわなくてはいけないこと。そして常に問うて生きていかねばならぬこと。それは、自分は他の人たちに何をしているのか?だ」
それから十年後に突然終わりを迎えた。しかし、彼の人生こそ、この問いに対する具体的な答えだった。
自分だけで完結せず、他の人に影響を起こしていくもの。
人生はそう捉えることで、個人を超えてのちに続く世代に影響を及ぼすことができると、彼は自分の人生を持って示した。
貢献は自分を超えて残るものを意識することから始まる。
Contribution starts when you see beyond self.
仕事に対する向き合い方を変える
自分のやりたいことよりも先に、自分が何によって貢献できるかを考える。そこに人間の成長がある。
いつも自分に「自分は何を持って世界に貢献できるか」を問うことで、人はより良い方向に向かえるのではないだろうか。そこに自分の好きなことだけを考えて気づくキャリアでは決して得られない何かがあると思う。
他の人に役立つことは何かを考えることは「達成」と「幸せ」両方の原動力になるという事実だ。
他の人の人生に役立っているという確信は、仕事の生産性の向上以上の効果があるとも分かってる。
それはその人自身の心身の健康にもプラスに働くという効果だ。
この小さな親切でも、それを他人にすることで、人は幸福感に満たされる。
それであればなおさら、仕事で人の役に立つことができれば、相手だけではなく、その本人にも大きな見返りがあるのだ。そしてそれは組織全体に広がっていく。
仕事はほかの人に役立つだけではない。あなた自身も幸福にしてくれる。
The work you do should improve your well-being. So you ca do more for others.
まとめ
本書を通して、人生の目的や生きる意味というものが見えてきました。誰かのためにしたことは、自分が死んだ後でも残る。
人はいつ死ぬか分からない。なので誰かのためにできることがあれば、今すぐやることの大切さに気付きました。
そして「誰かのために自分が何ができるのか」を考え、実行していくことが大切だと感じました。
私の仕事は、受注・売上低迷のためこれから人をやめさせることも必要になってきます。
お互いにとって辛いことになると予想をしております。
しかしその最後の日まで私はその人の上司であり続けるということを意識して、最後の最後までその課員に対して何ができるかを考え、何かを伝えて、貢献をしていこうと思いました。
今現在、1か月に1回の1on1ミーティング(通称:Your time)というのを課員に対して行っています。
こちらの話をするということより、相手の話を聞くことを主題として、この会社を希望した理由や、これからやりたい仕事、仕事に対するモチベーションの話を聞いております。
課員はタイ人なのでコミュニケーションを取るのは難しいこともあります。
しかし”最後の一日まで上司である”ということを忘れずに、これからも続けていきます。
私がすぐにできることは、エクセルを教えたり、日本語を教えたりすることができるので、少しずつでもいいので、課員対して貢献できることを実行していきます。
子どもや家族に対しても、自分がしたこと、貢献したことは残る。
そのためには家族に対しても、優しく接してあげれば、優しくされたという思い出は残り、その家族は誰かに対して優しくするということにつながる。
自分の家族が誰かにして欲しいことをこれからも私は家族にしてあげようと思います。
この度は最後までお読みいただきありがとうございます。
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