今回は、私のお気に入りの喜多川泰さんの著書をご紹介します。
「ソバ二イルヨ」を紹介いたします。
時間の使い方に迷っていた私に特に刺さる内容でした。
時間の使い方やどのような意識で使うと時間が無駄にならないか学べる本です。
今の時間の使い方に迷っている人、このままでいいのかな~と悩んでいる方は少しでも参考になると思います。
娘へのメッセージ
「どうせやるなら…の精神で、最低限を越えてください」
本書を読んで特に刺さった内容を3つに分けてご紹介いたします。
人に期待する度合いが低い人
レジの列の一番前のおばさんがポイントカードを探すために財布を調べたり、バックから別のポーチを取り出してカードを探し始めたり、今度は小銭を切って払おうとして、小銭を1枚1枚取り出し始める。隣の列は1人2人と会計を終えてどんどん流れている
そんな時どう思うか。
自分なら「あらかじめカードを用意しておくし、小銭が取り出しやすいように準備しておく」とそう思う。
自分ならこうしておくと考える。
しかしこの考えは自分の幸せを、出会う全ての他人に頼り切っている行為でもある。
知ってる人から見知らぬ人に至るまで、あらゆる人にこうしてくれと期待する度合いが高い大人もいる。
ベースになっているのは「自分ならこうする」という思い。
それが無意識のうちに「その通りに動け」という相手の期待になる。
無意識のうちに会う人に自分に対してこうしてほしいと期待している。
会う人に頼って生きることって、その人たちが自分の望み通り行動をとってくれて、初めて「いい一日」になるってこと。
人の1日が「いい1日」になるかならないかは自分ではなく周囲のときになって決まる
自分の1日の幸せは誰かに頼って作り出すのではなく、誰にも頼らず自分で作り出すもの
だから最初から期待しない。期待しても残念ながら、その期待とは無関係に他人に動く。
期待していることと反対のことをずっとする人もいる。
だから、最初から期待をしない。
最初から出会う人に期待しないと決めて一日を過ごすようになると、今日という一日を良い1日にするのは難しくない
期待しないと案外、周囲の人はいい人が多いと気づく
人に期待しないと書いてある本は初めて出合った気がしました。自分の幸せは自分で作る、他人任せにならないという考えが私の中で新鮮で特に刺さりました。
車の運転でノロノロ運転する人や道の真ん中で話し込んでいる人に対してイライラするのは、「自分だったらこうする」という感情があるのかもしれません。
仕事でも子育てでも同僚や子どもに対して、「自分ならこうするのに、何でやってないの?」とイライラしてしまうことがあります。
自分が相手に期待していたことに気づくと、少しイライラが収まる気がしました。
相手に期待をしないことで、裏切られることもなくなるため、自分の人生がよりよく生きられるのかと思います。
最低限を超えろ
やらなきゃいけないことを超えたところから楽しくなる。勉強がつまらないのはそれを超えたことがないから。
だからそれを超えないのは損。そこを超えたところに人生にとって大切なものが全部ある。
人間は1年生きるとみんな平等に 525,600分 もらっている。時間は貯められないからその都度使い切っていくしかない。
その使い方は消費や浪費、そして投資に分類できる。どれも生きてく上で必要な要素であるけれどもバランスを考えずに、今の自分の欲求を優先させると、消費と浪費で全て費やしてしまう。
それでは将来得られるものがなくなってしまう。だから投資の時間を持つことが大事。
投資になる勉強とならない勉強がある。消費か浪費かそれとも投資かは何をするかによっては決まらない。
同じ勉強をする時間でも、消費の場合も投資の場合もある。場合によっては勉強をしている時間そのものが時間の浪費になっていることも。
それを分けるのは「何をするか?」ではなく、「どうやるか」でしかない。
世の中のほとんどの人が小中高と12年間も朝から夕方まで学校に通って勉強をする。勉強してる時間が全て投資になるんだったら、ほとんどの人の将来は素晴らしいものになってもおかしくない。
しかし、みんな同じ時間だけ勉強したにも関わらず、将来手にするものが全く違う。
投資になるようなやり方は必要最低限を超えるということ。勉強だけじゃない。何をやろうとする時も必要。
最低限を超えようとした時間だけが投資になる。つまり、将来の財産になるってこと。
「投資になるようなやり方は必要最低限を超える」とあり、仕事、勉強、テニス、一つ上のレベルに行くには、言われたことをただこなすのではなく、「どうやるか」を意識して行うことが大切だと学びました。
平等に与えられた時間を、浪費・消費・投資に使うかは自分次第で決められる。
これからは自分が時間を使ったときは、浪費・消費・投資のどれに分類されるかを分けることも必要だと感じました。
浪費・消費・投資のバランスが大切ですね。
楽しむコツ
勉強をしている目的は早く終わらせることじゃない。
勉強をする時間が自分の将来のための投資になっているということが目的だから、早く終わらせても、それが自分の投資になっていないのならやっていないのと変わらない。
「どうせやるなら」って考えることが大事。
やり方を工夫する方がいい。量的にも必要最低限を超えるのは大事だが、質的に超えることもそれ以上に大事。
それができると勉強してる時間がずっと将来への投資になる。
やらなきゃいけないことを量的にだけ越えようとすると、ノルマをこなすまでの時間が消費になってしまうこともある。
質的にも越えようとすることで、その時間を投資にすることができる。
考える前にすぐ誰かに聞くことで知らないうちに自分の力で理解する能力を捨ててしまっている。
それは将来必要になって生きる力を自分から捨ててしまっているのと同じ。自分でできることは自分でやる強さが大事。
勉強から逃げずに「どうせやるなら」って思いながら、質的にも量的にも必要最低限を超え続けていけば、勉強する時間はあなたにとって将来への投資になるだけではなく、その時間そのものが楽しい時間になる。
それが人生を楽しむ秘訣。それを学ぶことは何より大事。成績は関係ない。
質でだけではなく量的にも最低限を越えることで、投資の時間となり
「どうせやるなら」という心がけを常に持って行動します。
テニス球出しの練習も、適当に打って練習をするのではなく、一球一球気持ちを入れ、考えながら打つ。
そうすることでより一つ上のレベルにステップアップして、その時間そのものが楽しい時間になると思いました。
【まとめ】
①人に期待する度合いが低い人
→人に期待するのはベースになっているのは「自分ならこうする」という思い。最初から出会う人に期待しないと決めて一日を過ごすようになると、今日という一日を良い1日にするのは難しくない。
②最低限を超えろ
→「何をするか?」ではなく、「どうやるか」を意識して、投資の時間を増やしていく
③楽しむコツ
→質的にも量的にも必要最低限を超え続けていけば、勉強する時間はあなたにとって将来への投資になるだけではなく、その時間そのものが楽しい時間になる
いかがだったでしょう。
525,600分 という多いような少ないような時間をどのように使っていこうか少し意識が向くフォローが出来ていれば幸いです。
23年8月の現在、単身赴任中で休みの日は特にやることがないので、自分の時間が作れるようになりました。
時間の使い方について、本書を通して、投資に回す大切さを学びました。
家族が9月中旬からくるので、このように時間が取れるのも残りわずかとなりましたので、できる限り投資の時間を増やしていこうと思います
またこのブログを読んだ家族が、投資の時間を作ろうと思って頂ければ嬉しいです。
この度は最後までお読みいただきありがとうございました。
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