死んだ後に何を残したい?-「夢を叶えるゾウ4」を読んで

人生は一度きり 生き方

この本を読む前は、現状の生活が幸せで、いつ死んでもいいかなと思っていた。そして自分の体の事を大切に思う気持ちは少なかった。
この本を読んだ後は、自分が家族にお金以外何も残しておかない事に気付いて不安になった。

さらには自分の身体は一つしかなく死ぬまで一生付き合っていくものであるので、大切する事を意識する事が必要である事を認識した。

これまで自分は沢山の夢を叶えてきた事に気づきその事に感謝して、仕事だけの人生にならず、家族との時間を大切にして自分の好きな事をする事が大切であると感じた。

死ぬときに後悔する10のこと

本書には死神の教えとして「人間が死に際に後悔する十のこと」について書かれている。

  1. 本当にやりたいことをやらなかったこと
  2. 健康を大切にしたなかったこと
  3. 仕事ばかりしてたこと
  4. 会いたい人に会いに行かなかったこと
  5. 学ぶべきことを学ばなかったこと
  6. 人を許さなかったこと
  7. 人の意見に耳をかさなかったこと
  8. 人に感謝の言葉をつたえられなかったこと
  9. 死の準備をしておかなかったこと
  10. 生きた証をのこさなかったこと

【死神の引用名言】

「一人の死は悲劇だが、100万人の死は統計上の数字に過ぎない」ードイツの軍人 アドルフ・アイヒマン

「死は人生の終末ではない。生涯の完成である」ードイツの哲学者 マルティン・ルター

「死者の命は生者の心の中で生き続けること」ー古代ローマの思想家 キケロ

「死が悪ではないことは大きな幸福である」ー古代ローマの詩人 プブリリウス・シルス

「人間にとって仕事というのは相当気持ちいものなのだろうな。死期を早めることになってもやめられないのだから」-本書に登場する死神

「死の準備をするということは、充実した人生を送ることだ。人生の充実によって死の恐怖は和らぎ、安らかに死を迎えられる」ーロシアの文豪トルストイ

21のガネーシャの教え

  1. 健康にいいことを始める
  2. 死後に必要な手続きを調べる
  3. お金の問題がなければどんな仕事をしたいか夢想する
    • 自分が見いだせる価値
    • 自分にしかない価値を広めることでお金になる「これをやるために生まれてきた」と思えるような情熱を持つ仕事を見つける
  4. 大きな夢に向かう小さな一歩を、今日踏み出す
  5. 人に会ってわだかまりをとく
  6. 「死ぬまでにやりたいことリスト」を作る
  7. 経験したことのないサービスを受ける
  8. 節約を楽しむ
    • 高級なサービスもいいが、お金が限られているからこそ味わえる喜びがある
  9. 思いきって仕事を休む
    • 会社のが嫌な理由は?他人に迷惑がかかる。なぜ他人に迷惑をかけてはいけないの?では他人に迷惑をかけるのは自分が何を恐れてるから?評価が下がる。他人の評価ばかり気にしていると自分が本当に大切なものを見失ってしまう。
    • ジョンレノンは5年間子供が生まれてから、音楽活動の仕事は一切せず主夫となった。仕事と家庭を天秤にかけるのではなく、自分を知ること。
    • 何をすると幸せか、何をするとつらいかをわかっていれば、自分が一番心地いいバランスを目指して選択し続けることができる
  10. 自分の体に感謝する
  11. 身近な人に感謝の言葉を伝える
    • 働くの語源は、「傍を楽にする」からきている。傍にいる人の苦労が分かって感謝できるようになると、世の中の人の苦労が減らせるサービスが生み出せるトヨタグループの豊田佐吉は、自分の母が手織りの作業で夜遅くまで働いて苦労していることを知り、自動織機を開発した。
  12. 周囲の期待と違う行動をとる
  13. 限界を感じた時にもうひと踏ん張りする
  14. 両親の生い立ちを知る
  15. 叶えてきた夢を思い出す
    1. みんなたくさんの夢を叶えてきたが、周りと比べて「たいしたことない」と思ったり、叶えた夢に新しい夢を上書きして、なかったことにしている。自分が不幸のどん底にいる理由は、自分が幸せにいることを忘れているだけかもしれない自分の価値がないっと思っている人も同じで、人は自分の価値を忘れてしまってる人はいるけど、価値がない人はいない。
    • 子供の昔の写真。ハイハイをする。初めて自分の足で歩く。満面の笑みを浮かべた顔。今となっては当たり前となってしまったすべての光景はかつては自分の夢だった。自分は毎日当たり前のように夢を叶えてきた。
    • 生きるということは限られた時間で何かを選択し続けること「死ぬまでにやりたいことリスト」自分のやりたい願望の確認とその中で本当にやりたいことを選択できる。そして不意に訪れるチャンスをつかむことができる
      ある夢にこだわって実現しようと努力することは素敵な事だが、その夢に縛られて不幸になってるなら手放さなければならない時もあるあきらめると受け入れるは同じ意味夢とは何かを強く望む事。
    • それと同時に何かを手に入れてない「今」を強く否定すること。過去の人たちが叶えたいと思った夢の中に、私たちは今生きている(多くの人が衣食住が保障された世界・戦争がない世界)すべての人の目的は「幸せになること」で、夢は手段にしかならない自由な人生を手に入れるために、「夢をかなえるために努力する」「夢に縛られる悲しみから解放される」
    • ないから苦しいのではなく、奪われたから苦しい
      • 例:お酒を体質系に飲めない人は不幸ではなく、お酒が飲めて好きな人が飲めなくなったことに不幸と感じる
  16. 他者の欠点を受け入れる姿勢を持つ
  17. 見る場所を変える
    • 欠点でだけではなく、長所も見るようにする
  18. 相手の背景を想像する
    • その人は望んでもないのに、この世界に生み出され、最初は真っ白いキャンバスを、両親や周りの人、周囲の環境にいろんな色に塗られて、描かれてその人の今が形成されている。完全に否定をするのではなく、この世の中を苦しんだり悩んだ利しながら生きている一人の存在として尊重する。
  19. 他人に完璧さを求めている自分に気付く
    • 他人に完璧さを求めれば、自分が完璧ではないことに悩む。他人に完璧さを求めなければ、完ぺきではない自分を許せるようになる。ありのままの自分が肯定できるようになり、自分を苦しめていた偏見が消えていく。
      死生観:「死は存在しない」「土に還る」というように、自然に生み出された自分もいつかは土になって、形を変えていく。「岩」「石」「土」「砂」すべて同じもので、年月が経って形が変わっただけ。人は死んだら、形を変えて他のものになるだけ。「万物の根源は水である」哲学者タレス
  20. つながりを意識する時間を持つ
    • アメリカ思想家ソロー:「たとえ雨が降り続いて、畑がだめになっても、高地の草にとっては恵みの雨。草にとってありがたいものなら、僕にとってもそうだろう」雨が降って外に出られないと嘆くのではなく、草木を育て、飲み水になり、自分の一部となることを意識する。マイナスに見える出来事も見えないところで自分とつながって自分の役に立っている。自分と世界のつながりが意識できれば、自分と他者の境界線があいまいになりこだわりや苦しみが消えていく。
    • 現代人の夢は「完璧な状態」を目指すこと。他とはつながってない特別の状態を目指すこと。他との境界線を色濃く書けばかくほど、獲得した感覚は大きくなる。その感覚と引き換えにに手に入れてない状態は苦しくなる。特別な状態を手に入れた瞬間、特別なものではなくなるため、新たな境界線を引いてさらにそれを手に入れるように駆り立てられ、苦しみに続ける。「この世界は同じものがただ形を変えていだけで、特別な状態は存在しないことを思い出す必要がある。新たに獲得するのではなく、最初から自分の中に備わっている」
  21. 喜怒哀楽を表に出す
    • なぜ人間は自分と世界のつながりから離れて、生きようとするのか?それはつながりから離れないと経験ができない。全部つながっている世界では、死の不安や苦しみは存在しないがその分生きる喜びや感動も存在しない赤ちゃんが泣きながら生まれてくる理由は、母親とへその緒でつながっている安らぎの世界から切り離されたから。
    • しかしそうなることで初めて「母親」の存在を知り、「笑う」ことができる。人間が存在する理由は、苦しみも、その苦しみに支えられた喜びも、すべてを「経験」するために。ほかの動物・植物では「経験」することはできない。

本書を読んで感じたこと

自分が死んだ後にどのようなことを残してあげれるかしっかりと考えて生活することが大切だと思った。自分の身体の事を大切にするために、適切な運動と適切な食事を心がけたい。

そして自分がこの世を去った後も何らかの形で人の役に立つものが残る仕事をしたい。

娘に「これがパパの仕事なんだ」と胸を張って言いたい。

娘が大人になるまで、自分が人生を送れる可能性があるのは幸せである。

もし今自分が死んでしまったら、2歳の娘にとって自分の記憶はほとんど残っていないだろう。

ブログや遺書などを書いておけば、将来伝えたいこと、自分がどんなに愛されていたかを大きくなったあと知ることができる。

もちろん自分だけではなく、妻もいつ死ぬかわからない。

妻がもし死んでしまったら、妻の人生をしあわせにしてあげられたと自信を持って言えるか。。。

仕事を辞めたいと言っている妻を働かせていることに罪悪感も感じている。

「不安とはわからないからこそどこまでも広がっていくものであり、知識という具体性で立ち向かえるものである」と本書にある通り、今後も日々の勉強を続けて、知識を増やしていきたい。

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